Buenos Aires

ブエノスアイレス

ブエノスアイレスはアルゼンチンの首都です。アルゼンチンは南米大陸の南に位置しており、領土は南米の中だとブラジルに次いで2番目に大きい国です。世界でも8番目の広さを誇る国で、その形は縦に長いため同じ季節に行っても北と南では気候がガラリと変わります。

ブエノスアイレスは「南米のパリ」と呼ばれることがあり、それほど美しい街並に溢れ、世界的にも観光地として人気の街です。

アルゼンチンの公用語はスペイン語です。
しかし、アルゼンチンでは多くの移民の影響により、英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、いくつかの原住民語も広く使用されており、アルゼンチンは非常に多言語、多文化の国です。そのため、多くの中南米の国の人達が話すスペイン語とはアクセントや言い回しが異なることが多々あります。
基本的な単語や文法などは同じなので、「方言が強いんだな」くらいで覚えておくと良いでしょう。

また、アルゼンチンで英語は基本的にほとんど通じないと思った方が良いでしょう。高級レストラン、ホテル、観光地などでは通じる場合が多いので、日本と同じような感じです。

交通手段

ブエノスアイレスでの主な交通手段はバス、地下鉄、タクシーです。それぞれ紹介していきます。

① バス
ブエノスアイレス市内でバスを利用することのメリットは、とにかく運賃が安い移動範囲が広い夜も対応しているということです。

運賃は乗車時に18~23ペソ(約31~39円)を先払いします。また、その際は運転手に行き先を告げてカードリーダーにタッチして運賃を引き落としてもらいます。
乗車には2011年以降国によって普及の進められた交通ICカード「スーベ(SUBE)」が必要です。(現金では払うことができません)
スーべの購入方法はSUBEのHPからオンラインで購入する方法と、現地で調達する方法があります。
オンラインで購入する場合、25ペソ(約30円)をカード代としてチャージされます。購入する時にパスポートなどのドキュメントの番号が求められますので、ドキュメントを手元に購入を進めてください。
またブエノスアイレス市内や郊外のKIOSKO(キオスコ)、Lottery(ロテリー)、mercado pago(メルカドパゴ)などでも入手できます。
購入時に手数料を35〜40ペソ(約40円〜50円)取られます。
チャージ方法としては駅の改札近くやキオスコの店頭の奥にチャージできる機械が設置されています。

乗車中はスリに気をつけましょう。携帯を触っているとひったくられたりする場合があります。
東京の電車ほどではありませんが、ブエノスアイレスのバスも混雑時はかなり人が乗り降りします。運転も荒いので注意してください。

また、日本のバスみたいに案内掲示板やアナウンスのひとつもありません。そのため、降りることが難しいかもしれません。
降りる方法としては、まず行き先の住所をしっかりと覚えてください。アルゼンチンでは道路に必ず道の名前と番号付きの表札があります。家やアパートは区画整理がしっかりとされているので、みなさんこの区画(ブロック)の情報を元に常に移動しています。そのためストリートの名前と番号を覚えて、目視で確認して近い場所でブザーを押して降車しましょう。降りる時もひったくりに会わないように注意しながら降りましょう。

② 地下鉄

地下鉄(SUBTE)は日本で地下鉄に乗ったことがある人なら簡単だと思います。
こちらが地下鉄の路線図です。

ブエノスアイレス市内の地下鉄のラインは6線ありますLineaA,〜Hです。
駅のホームに降りる時に行き先方面の終点の名前を確認します。例えば五月広場(すべての地下鉄はここに通じています)に行きたいなら、「A Plaza de Mayo」という文字が電車やホームに表示されていることを確認してください。スペイン語のAは場所の名詞の前にあれば、日本語の「」と同じ意味です。
なので「A Plaza de Mayo」ならPlaza de Mayo(五月広場)行きです。方面を確認して、問題なければSUBEをかざして乗り場にはいってください。

ブエノスアイレスには地下鉄が主要な場所には繋がっており、慣れた人にはバスより便利です。しかしバスと同様、電車内では財布やスマホのすりなどが多いので荷物は自分の前においてしっかりと見張っておきましょう。カバンなどは後ろがけではなく前がけが基本です。

運賃は全線均一の19ペソ(約32円)です。月に20回以上乗車した場合は21~30回目が15.20ペソ(約26円)、31~40回目が13.30ペソ(約23円)、41回目以降は11.40ペソ(約19円)の割引運賃となります。

③ タクシー
ブエノスアイレス市内のタクシーは、車体が黒で天上が黄色と色が統一されています。

市内の一般タクシーは無線タクシー(RADIO TAXI)と個人タクシーがあります。
個人タクシーは、外国人や観光客とわかると料金をごまかす傾向が強いので、屋根やドアにRADIO TAXIと表示されている無線タクシーを選んで乗車すると良いでしょう。RADIO TAXIの看板がないタクシーは組織に属していないので身元が確認できないので使わない方が安心です。

料金の目安としては、初乗り料金が59.50ペソ~(70.17円〜)
以降200mもしくは1分毎に5.95ペソ(7.02円)が加算されます。
夜間~早朝の時間帯(22:00~06:00)は、これに20%料金が加算されます。

医療制度

ブエノスアイレス首都圏での衛生状態は比較的良く保たれ,一部の私立病院は設備も整っていて,欧米先進国に近い医療レベルが期待できます。しかし,医療そのもののレベルより,それをとりまくシステムの不備と金銭トラブル,スペイン語による意思疎通など,アルゼンチンで適切な医療うけるためには多くの問題があります。医師には英語を話せるものもおりますが,病院,診療所の受付や看護婦,技師はスペイン語しか話しませんので,複雑な疾病の受診にはスペイン語が医療用語も含め,ある程度堪能なことが必要です。

アルゼンチン国民で低収入者は公立病院を受診し無料で医療が受けられます。医療の質さえ問わなければ外国人でも公立病院ではほとんど無料で医療が受けられます。しかし一般のアルゼンチン人は組合保険(受診医療機関があらかじめ制限されている)に加入し,毎月掛け捨ての保険料(年齢や慢性疾患の有無により料金が異なる)を払っています。彼らは契約私立病院や診療所を受診した場合には医療費をそのつど個人で支払う必要がほとんどありません。それに対して,邦人のよく利用する大手私立病院は,医療費は高額で,全診療費(診察・入院・検査費,医薬品その他全て)の値上げが国のインフレに伴って年数回行われています。

ではもし病気になった場合どこの病院が良いのか、外務省のページにも載っている病院を紹介します。

(1)Hospital Alemán(オスピタル・アレマン=ドイツ病院)住所:Av. Pueyrredón 1640電話:4827-7000(救急外来は5777-5568)概要:全科対応の総合病院。土日,夜間は一般診療は休みだが,救急外来は全日24時間オープン。

(2)Centro Medico Mutual Nikkai (セントロ・メディコ・ムトゥアル・ニッカイ=日会共済会)住所:Av. San Juan 2496電話:4308-5462概要:診療科は曜日により異なる。外来診察のみで簡単なレントゲンやエコー検査は可能。入院設備はない。高度な検査や入院が必要な場合は提携病院で行っている。 現在,日本語を話せる医師は勤務していないため,通訳を介して受診することになる(通訳は,基本的に常在しているとの由)。土曜,日曜,祝日は休診日であるが,平日夜間も含めて,15-5262-9705にかければ,日本語で対応してもらえる。また,他病院を受診する際の,通訳者のみの派遣・同行も行っている(有料)。

(3)Sanatorio de la Trinidad Palermo (サナトリオ・デ・ラ・トリニダ・パレルモ=トリニダ病院)住所:Av. Cerviño 4720電話:4127-5500概要:全科対応の総合病院。集中治療室(UCI)が充実している。

日本語での受診が可能な医師

Dra. Kyoko Nakamura (中村恭子医師)Enrique Martínez 2246, 1-C, Tel.4541-0597専門は小児科だが,成人の内科一般,心理相談にも対応している。必要に応じて往診をしてくれ,ワクチン接種も可能である。ベルグラーノ地区。

Dra. Mónica Satonobu(里信モニカ歯科医師)Manuel Ugarte 3883, piso 2, dpto. G, Tel.4543-6589電話予約・診察日:月・火・金13時-19時,土9時30分-15時歯科医。日本語での診断書も作成可能。子供の歯科診療も相談しやすい。ベルグラーノ地区。

Dr. Noberto Kido(キドノルベルト医師)オタメンディ病院, Azucuénaga 870,Tel.4964‐8700消化器内視鏡(胃カメラ,大腸カメラ)が専門である。電話予約:月~金 8時-20時診察日:月・火・金 8時30分-11時,木 8時30分-10時

生活費

アルゼンチンの平均月給は首都在住者で約10万円です。ここからわかるように、月の生活費は日本円で6万円〜程度あれば賄うことができます。

① 家賃
ブエノスアイレス市内には外国人学生同士のシェアハウスや、自分の家を学生に開放している人や、個人的に下宿をさせてくれる家があります。下宿をするという形が一番安全で手っ取り早いです。場所や間取り、相部屋なのか一人部屋なのかによりますが、3万円~5万円が家賃の相場です。

② 光熱費
宿泊先によりますが、電気・ガス・水道を家賃に込みで計算してくれる所と皆で割り勘もあります。光熱費を全て合算しても、大体5000円前後になります

③ 食費
食費はそんなにかかりません。日本よりも安くてボリュームのあるものが食べられます。
特に特大ステーキが日本に比べても格安です。

ステーキ1枚の値段が約250円なので、仮に毎日食べたとしても250円×30日=7500円です。
パスタを毎日食べるとすると500グラム70円×30日=2100円
パスタソース1缶70円(3日分)×10=700円

この計算だと毎日パスタとステーキを食べるとしても月に10,300円です。調味料や朝ごはんなどを買い足しても20,000円以内には収まる計算になります。

学校

日本では国立大学でも学費がかかりますが、ここアルゼンチンでは公立大学はなんと入学金も学費も無料です。ありがたいことに、その制度は外国人留学生にも適応されます。
『世界大学ランキング』と呼ばれるものにはいくつか種類がありますが、実はアルゼンチンにはこうしたランキングに登場する名門国立大学が3校あります。

ブエノスアイレス大学
アルゼンチンの首都にあるブエノスアイレス大学は、1821年に設立された国立総合大学です。現在ではラテンアメリカ全域で最も優秀な大学と言われ、周辺国からも多くの留学生が学びに来ています。

同大学には中心となるキャンパスはなく、首都ブエノスアイレス市内に学部ごとのキャンパスが分散しています。13学部と大学付属の3つの高等学校、6病院、10の博物館など多くの関連施設を擁し、約30万人の学生が学んでいます。

ブエノスアイレス大学公式サイト:http://www.uba.ar/contenido/291#

❷ラプラタ国立大学
ラプラタ国立大学は1905年に創設された、アルゼンチンで2番目に古い由緒ある総合大学です。「森の大学」と呼ばれるほど街も学内も緑に溢れる環境で、17の学部と43の研究室があります。キャンパスは学部ごとに街中に点在しています。

現在は近隣諸国やスペインからの留学生、また少数ではあるものの欧州やアジアからの留学生も合わせて11万人が学んでいます。ラプラタは、首都の喧騒とは全く無縁のいわゆる学園都市であり、治安も良く暮らしやすいと言われています。

ラプラタ国立大学公式サイト:
https://unlp.edu.ar/

❸コルドバ国立大学
アルゼンチン第2の都市コルドバに位置するコルドバ国立大学は、1613年に創立されたアルゼンチンで最も歴史ある大学であり、南米でも最も古い大学の一つとされています。

コルドバ大学歴史博物館や、今も残る当時の校舎は世界遺産にも登録されています。
20世紀初頭から、ブエノスアイレス大学に次ぎアルゼンチン第二の大学としての地域を築いていきた同大学の、コルドバ市内に点在する15の学部では、13万2000人の学生が学んでいます。

コルドバ国立大学公式サイト:
https://www.unc.edu.ar/

また、大学の他に語学学校もあります。おすすめはEnforexというスペイン語の語学学校です。

6つのスペイン語のコースとボランティアプログラムがあります。自分に合ったレベルを選択することができます。

滞在方法はホームステイと学生寮があります。ホームステイは、アルゼンチンの日常を垣間見ることのできるユニークな機会となることでしょう。

6つのスペイン語のコースとボランティアプログラムがあります。自分に合ったレベルを選択することができます。

滞在方法はホームステイと学生寮があります。ホームステイは、アルゼンチンの日常を垣間見ることのできるユニークな機会となることでしょう。学生寮滞在では、地元や他の様々な国の友人に出会える機会となります。食事も自分で用意することになりますので、より自立した生活を満喫することができます。

レジャーと観光

❶7月9日通り
ブエノスアイレスのシンボルといえば、白く聳え立つオベリスク。

オベリスクが立つブエノスアイレスのメイン通りが7月9日通り。アルゼンチンの独立記念日を名前に持つこの通りの特徴は広さです。片道8車線、両方向あわせて16車線もあるこの通りは「世界一広い通り」としても知られています。

❷カミニート

カミニートではアルゼンチンの中でも南米らしい雰囲気を満喫できます。カラフルな建物が素敵な街で、アルゼンチン名物タンゴ発祥の地としても知られています。
おしゃれなカフェ、本場のタンゴをライブで楽しめるレストラン、お土産屋などがズラリと立ち並び、歩いているだけでもとても雰囲気のある通りです。

❸ 5月広場

5月広場はブエノスアイレスの観光の拠点です。メトロの各線の発着点となっている場所で、いわばブエノスアイレスの交通の要所とも言えます。広場のすぐ向かいには、ギリシャ神殿のような外観が美しいメトロポリタン大聖堂もあります。

広場の奥にあるピンクの建物はアルゼンチンの大統領官邸です。アメリカの大統領官邸が「ホワイトハウス」なのに対し、アルゼンチンは「ピンクハウス」と呼ばれています。