サンフランシスコ
カリフォルニア州の北部に位置する都市、サンフランシスコ。外国人のみならず、アメリカ在住の人々からも人気な観光地として知られています。一年を通しても気温差が小さく、一年を通して過ごしやすい気候でもあります。
サンフランシスコは、世界中から英語を学びたい人たちが集まります。そのため、サンフランシスコでの留学は、英語の習得以上に学べることが多いかもしれません。
交通手段
サンフランシスコ市では、市内交通が運営するMuniと呼ばれるものから、サンフランシスコ郊外を結ぶ鉄道など様々な交通手段が利用できます。
市内の交通ではClipper Cardと呼ばれるICカードの利用が便利です。Clipper Cardとは、サンフランシスコの公共交通機関で利用できるICカードです。オンラインで購入できるほか、Walgreensなどの小売店や、地下鉄駅の券売機での購入が可能です。日本のSuicaやPasmoと同じように、駅での課金や残高照会が可能です。
また、Muniと呼ばれる地下鉄・バス・ケーブルカーでは、Muni Mobileというモバイルアプリも使えます。クレジットカード・デビットカード、Paypalアカウント、またApple Payを使用してモバイル上での決済が可能です。現金でのチケット購入の場合から割り引かれた価格でのチケットを購入することができます。

①地下鉄(Muni Metro)
サンフランシスコにはMuni Metroと呼ばれる地下鉄兼路面電車の役割を果たす交通機関があります。全部で7路線乗り入れており、地下鉄の駅が9駅、地上の駅が24駅、停留所が87か所あります。料金は一律で、現金購入の場合は2.75ドル、Clipper card または Muni Mobileの場合は2.5ドルとなります。
②バス(Muni Bus)
市内の移動に便利なのがバス、通称”ミュニバス”です。料金はMuniメトロと同じく、現金は2.75ドル、Clipper card または Muni Mobileの場合は2.5ドルとなっています。乗車の際に支払機でチケットを購入するか、カードをかざす、もしくは運転手にチケットを見せることになります。現金での支払いの際はお釣りが出ないので注意が必要です。
③ケーブルカー
坂の多いサンフランシスコでは、ケーブルカーも運行しています。料金は8ドルと、ほかの交通手段と比べても値が張るため、現地の人はあまり利用していないです。現金でのチケット購入のほか、Clipper CardとMuni Mobileが使用できます。こちらも、現金での支払いの際はお釣りが出ないので注意が必要です。
④BART
BARTとは、サンフランシスコと対岸のオークランドやリッチモンドを結んでいる高速鉄道のことです。主に長距離移動の際に使われます。乗車の際には、券売機で購入できる乗車券と、Clipper Cardが利用できます。
⑤Caltrain
Caltrainは、サンフランシスコから郊外へ向かう電車です。主に、通勤・通学でつかわれることがあります。料金はゾーン制となっており、券売機で購入できるチケットのほかに、Clipper Card、もしくはCaltrain Mobileというスマホのアプリの利用が可能です。
⑥タクシー・配車サービス
サンフランシスコにもタクシーは走っていますが、サンフランシスコはUberとLyftの発祥地ということもあり、現在は配車サービスが主流になっています。アプリ一つで安全に利用することができます。
医療制度
アメリカには日本のような国民健康保険制度は存在しません。したがって、医療費も高額になってしまいます。そのため、アメリカに留学する際は海外旅行者保険に入ることを忘れずに。
サンフランシスコの病院には、日本語を話せるスタッフや通訳が勤務している日本語対応可能な病院もあります。また、留学生や駐在員も多く、日本人のコミュニティも発達しているため、けがをした際や病気にかかった際には容易に探すことができると思われます。
生活費
サンフランシスコの家賃は全米1位ともいわれています。3人部屋の学生寮で一か月およそ8~9万円ほどが相場となっていますが、立地や建物の条件によって大きく異なります。
また、外食をする場合、価格の10~20%ほどチップを支払わなければならないため、日本で外食をする場合よりやや高くつきます。ただ、スーパー等で食材を調達する際は、まとめ買いをすることで日本よりも安価に購入できる可能性もあります。外食を控え、自炊中心の生活を送った場合、月およそ4~5万円ほどが目安となるでしょう。
交通費は月に80~100ドル程度が平均です。サンフランシスコではライドサイクリングも普及しており、自転車を移動手段として使う人もいます。
買い物情報
サンフランシスコに住む人たちは普段どこで買い物をしているのでしょうか。現地に住む男性に聞いてみました。サンフランシスコで留学の際は、以下を参考にしてみてください。
食品・日用品 … Trader Joe’s, Safeway, Lucky’s, Total Wine
衣類 … Banana Republic, Taylor Stitch
家具 … IKEA, Target
彼の家から最も近いお店でも1.7kmほど離れた場所にあるそうです。アメリカ留学は車がないと不便という話をよく聞きますが、サンフランシスコは交通機関が整っているので、遠くへの買い物も比較的簡単にできるのが良い点だといえるでしょう。
学校
サンフランシスコは、語学留学先として高い人気があります。語学学校も多数存在するため、ありとあらゆる目的・レベルに対応したコースで英語を学ぶことができます。コースや授業時間にもよりますが、最も安価なものだと月7万円から、高いものだと12~15万円ほどが相場になります。
また、サンフランシスコには公立と私立の大学があり、正規学生としても海外から留学生が数多く集まっています。ただし、公立の大学でも学費は高く、一年でおよそ200万円ほどかかる場合もあります。
レジャーと旅行
①ゴールデンゲートブリッジ


全長約2700メートルのゴールデンゲートブリッジは、サンフランシスコの代名詞とも呼ばれる鉄板の観光スポットとなっています。周辺にはいくつかVista pointやView pointがあるほか、クルーズ船からもその眺望を楽しむことができます。もちろん実際に徒歩や自転車で渡ることも可能で、無料のウォーキングツアーも週に二回開催されています。
②ツインピークス


サンフランシスコの中心にある二つに連なる丘、ツインピークス。ゴールデンゲートブリッジをはじめ、市内を一望できます。夜には美しい夜景を楽しむことができます。
③フィッシャーマンズワーフ


フィッシャーマンズワーフは北部の海岸沿いにあるエリアのことで、常に多くの人たちでにぎわっています。クラムチャウダーやロブスターサンドなどのシーフードグルメやショッピングはもちろん、船着き場に横たわるアシカの群れや、大道芸人の見事な芸を楽しんでみてください。