Stockholm

ストックホルム

北欧の国、スウェーデンの正式名称はスウェーデン王国といい、立憲君主制をとっています。首都ストックホルムはいくつかの半島や島で構成されて構成されており、その美しい町並みは、ジブリ映画「魔女の宅急便」のモチーフになったともいわれています。また、ダイナマイトの研究者で、ノーベル賞の由来ともなったアルフレッド・ノーベルの出身地でもあり、平和賞を除く5部門の授賞式が毎年開催されています。

スウェーデンの公用語はスウェーデン語ですが、公用語として法的に認められたのはなんと2009年のことでした。

ストックホルムでは、小さい子供から年配の方まで英語を話せる人が多いです。スウェーデン語と英語は同じゲルマン語派に分類されることや、英語教育の開始が早いことが理由として挙げられます。そのため、ストックホルムでの生活でスウェーデン語が全く話せなくても、不自由することは少ないかと思われます。

交通情報

ストックホルムの市内の主な移動手段として、SL(Stockholms Lokaltrafik)が運営する地下鉄・トラム・バス・水上バスが利用されています。

シングルチケットは75分間有効となっており、区間や距離にかかわらず、すべての交通機関を一律の料金で利用できます。2020年8月現在、シングルチケットは37SEK(=約450円)です。

チケットは、券売機、窓口、アプリ、SL加盟店のコンビニのいずれかで購入することができます。券売機では現金が使えないこともあります。バスをはじめ、ほとんどの場合は車内で購入することができないため、事前の購入をお忘れなく。

ストックホルム市内の移動の際に便利なのが「SL Access Card」と呼ばれるICカードです。日本でいうSuicaやPasmoと同じように、チャージをして繰り返し使えます。料金は20SEK(=約240円)で、地下鉄の駅やオンライン上で購入が可能です。

また、SLの公式アプリである「SL-Journey planner and tickets」では、チケットの購入だけではなく、現在地から目的地までの時刻表や乗換案内を確認することができます。ナビ機能も付いており、目的地まで迷うこともなく行けるので、非常に便利です。

乗車の際には自分のチケットの有効期限が十分にあることを確認した上で乗りましょう。特に、アプリで購入した場合は、購入時でチケットがアクティベートされてしまうので、注意してください。検査官が確認する際に有効期限が切れている場合、1,500SEK(=18,000円)の罰金とシングルチケットの料金を支払うことになります。

それでは各交通機関について詳しく見ていきましょう。

①地下鉄

ストックホルムの地下鉄は、全部で3路線7系統あり、すべての路線が市内の中心にあるT-CENTRALEN駅を通過します。路線図はこちらからダウンロードできます。

ストックホルムの地下鉄には、日本と同じように自動改札があります。読み取り機にチケットに印字されているQRコードやアクセスカードをかざすことで、ゲートが開きます。降車後、改札を出る際には、チケットやカードをかざす必要はありません。

②トラム/ライトレール

ストックホルムで最も利用されている路線は、7番線といわれています。路線図はこちらからダウンロードできます。

トラムの停留所には券売機がないこともあるため、事前にチケットを用意することをお勧めします。

乗車前には、乗り場にある機械でカードをスキャンし、必ずチケットをアクティベートしましょう。機械がない駅では、トラム乗車後に手動でスキャンしてもらうことになります。目的地が近づいたら、ベルで合図を出し、自分でボタンを押してドアを開けて下車します。

③バス

バスは前のドアから乗車します。乗車の際には、チケット/アクセスカードを読み取り機にかざすか、アプリの場合は画面を運転手に見せます。目的地が近づいたら”Stannar(stopping)”と書かれているボタンを押します。降車の際には自分でボタンを押してドアを開けましょう。

④水上バス

多くの半島や島で構成されているストックホルムの移動手段としてユニークなのが、この水上バスです。もちろんSLアクセスカードが利用できます。

乗車の要領は地下鉄と同じで、改札にチケット・アクセスカードをかざして乗車します。

医療制度

スウェーデンでは、ホームドクター制度=かかりつけ医のシステムがとられており、病気やけがになった際には、専門医の診療を受ける前に、「Vårdcentral」と呼ばれる診療所にコンタクトを取ります。これは、地域ごとに決められています。診療所で専門医の診療が必要という判断を受けてはじめて、総合病院で受診することができます。

滞在許可が一年以上で、住民登録を済ませ、個人識別番号が与えられている場合は、スウェーデンの医療保険制度へ加入することができます。この場合は、スウェーデン国内において、スウェーデン人と同額・同様の医療サービスを受けることができます。

滞在許可が一年未満の場合は、個人識別番号は付与されないため、海外旅行者保険に加入する必要があります。

ストックホルムにある大きな病院のほとんどは英語で医療サービスを受けることができます。また、診療所に相談することで、無料の日本語通訳をつけてもらえる可能性があります。

健康や医療に関しての情報は、Vårdguiden 1177(スウェーデン語)というサイトから入手できます。そのほかにも、電話・面談での学生向けカウンセリングサービス(英語・スウェーデン語)もあるので、ストックホルム滞在中に困った際は参考にしてみてください。

生活費

周辺の北欧の国同様、福祉大国や教育が整っている分、税金が高く、それに伴い物価も全体的にやや高い印象を受けます。

ストックホルムは、学生数に対する住宅の数も少ないため、家賃はほかの都市に比べても高くなります。留学の場合は、ほとんどの場合は、大学指定の学生寮に住むことになると思いますが、ワンルーム家具付き・キッチン共用のタイプでおよそ5000~8000SEK(6万円~9万円)が月家賃の相場となります。

食費に関しては、日本と同じか、やや安いといえます。

牛乳1L…12.19SEK(150円)

チーズ1kg…90.48(1,112円)

卵12個…29.77SEK (366円)

鶏肉1kg…108.40SEK(1,332円)

牛肉1kg…159.81SEK(1,964円)

りんご1kg…28.03SEK(345円)

玉ねぎ1kg…15.25SEK(187円)

トマト1kg…31.21SEK(384円)

水1.5L… 17.62SEK (217円)

単価が大きくてわかりにくいと思いますが、基本的には乳製品と青果は日本より安いといえます。(参考:NUMBEO)

レストランやカフェなどの外食はとても高いです。外食の目安として、ストックホルムのビッグマックは60SEK、日本円にして737円です。日本でのビッグマックは単品価格が390円ですので、およそ二倍近くということがわかります。

ストックホルムには、日系企業も進出しており、市内中心部には無印良品やユニクロがあります。価格は全体的に日本で購入するよりも割高になります。

学校

ストックホルムでの語学留学の主な目的は、スウェーデン語の習得だと思われます。語学学校の候補としては、民間の語学学校に加え、大学付属のコースやFolkuniversitetetと呼ばれる国民大学のスウェーデン語講座などがあります。

Folkuniversitetetの場合、週に12時間程度、約3週間のコースで5625SEK=7万円が相場になっています。

また、スウェーデンへ大学・大学院進学を目的として留学する人も増えています。また、英語のプログラムも多数存在するため、スウェーデン語が出来なくても留学は可能です。近年はEU圏外からの留学生には学費を課されており、専攻にもよりますが、学費の目安は年間100万円程度です。

レジャーと観光

①ガムラスタン

ストックホルムの旧市街、ガムラスタンには、中世の景色が広がっています。赤や黄色の建物が数多く並び、店先ではカフェやレストランで楽しむ人たちの姿もみられます。

歴代の王室が居住していたストックホルム王宮は圧巻の眺め。

また、ガムラスタンのいたるところには裏道があり、隠れた撮影スポットとしても人気を集めています。

②フォトグラフィスカ

フォトグラフィスカは、ストックホルム南部のセーデルマルム地区に2010年に開園した写真博物館です。港沿いに位置しており、最上階のレストランからは向かい側のガムラスタンの街並みを一望することができます。世界中の有名な写真家たちの展示を楽しんだ後は、レストランで優雅なひと時を過ごしてみては。

公式サイト:Fotografiska