Kuala Lumpur

クアラルンプール

東南アジア有数の世界都市としても知られるマレーシアの首都、クアラルンプール。国土の60%が熱帯雨林に囲まれるマレーシアの中で、最も近代的な都市でもあります。

多民族国家としても有名なマレーシアの民族構成は、主にイスラム系、中国系、インド系の3つからなっており、そのほかにも多くの少数民族が暮らしています。そのため、公用語はマレー語ですが、各民族間の共通言語として英語も広く使用されています。クアラルンプールのような大都市であれば、マレー語が分からなくて困ることはほぼないといえるでしょう。

交通手段

クアラルンプール市内の移動の際には、いくつか選択肢があります。交通の拠点となるのがKLセントラル駅。空港への直通鉄道の発着駅であるだけではなく、ショッピングセンターが直結しており、食事や買い物も楽しめます。

①電車

クアラルンプール市内の電車網はきちんと整備されており、非常に使い勝手が良いです。

LRT(ライトレール)は、全3路線があり、通勤時には約5分間隔で運行しています。クアラルンプールの中でも最も時間通りに運行することで知られているそうです。初乗り料金がRM1.3(=約30円)ということからわかるように、交通費はとても安いです。LRTは青色のトークンを購入し、自動改札機にタッチして公社後に差込口に投入する形になっています。券売機は英語に対応していますが、高額紙幣が使用できないため注意が必要です。また、モノレールやバスでも利用できる交通ICカードであるTouch’n Goも利用できるため、手元にあると便利でしょう。
そのほかに、2017年に創業されたばかりのMRTや、国鉄の運行するKTMコミューター、中心街を運行するKLモノレールがあります。

②バス

市内を走るバスは①rapid KLという有料の路線バスと、②GOKLという無料の市内バスがあります。

Rapid KLは、現金支払いが不可能です。そのため、前述したTouch’n GOがなければ乗車できません。ただし、ほかの交通手段と比べると、最大料金はRM3と圧倒的に安価です。バス乗車の際は、前にある入口付近の読み取り機にカードをかざします。目的地が近づいたらボタンを押し、後ろ側の出口から降車。この際にも読み取り機にカードをかざすことをお忘れなく。

無料の市内バスであるGOKLは、2012年から始まったサービスです。エアコンとWi-fiが完備されており、通常15分間隔で運行しています。観光客だけでなく、地元の人々にも利用されており、混雑時には乗車率が100%以上になることもあるとか。ラッシュアワーを避けて利用することをお勧めします。

③タクシー

クアラルンプールのタクシーは、基本的にチケット制・メーター制・交渉性の3種類となっています。交渉性は、法外な値段を要求されることもあるので、注意が必要です。

また、Grabという配車サービスが主流になってきています。事前にアプリをダウンロード・登録しておくだけで、事前に表示された料金で目的地まで連れて行ってくれます。タクシーでのトラブルを避けるためにも、非常に便利だと思います。

医療制度

マレーシアの医療サービスは高く評価されています。私立病院と公立病院があり、公立病院のサービスは安価なため、通常は混雑しています。また、公立病院では英語はほとんど通じません。クアラルンプール市内の大きな私立病院には、日本人のスタッフや、日本語を話せるスタッフ・通訳が勤務していることもあり、日本語対応可能な病院もいくつかあります

マレーシアには、日本のような健康保険制度はなく、医療費は自己負担になります。ですので、マレーシアで病気にかかってしまうと、マレー語が話せない場合は選択肢が私立病院のみになってしまい、高額な医療費を請求される恐れがあります。マレーシアに渡航の際は、海外旅行保険に加入することを忘れずに。

生活費

クアラルンプールでの暮らしは高くはありませんが、近年の都市化の発展により、地価をはじめすこしずつ物価水準は向上しています。しかし、都心部を避ければ、滞在費も安く抑えることが可能です。

留学生の多くは留学先の学校が手配する寮に暮らします。家具付きの物件で、シェアハウスに滞在の場合、一か月約3万円あたりが相場といわれています。また、学生用のホテルに滞在するという方法もあります。キッチンなどはありませんが、月約5万円ほどが相場といわれています。

また、マレーシアの人々は外食を好み、屋台などではRM10もあればおなか一杯満足に食べられることも。自炊のほうがかえって高くつく場合もあるかもしれません。月のおおよその食費の目安は約2万円といわれています。

家賃を考慮しても、7~8万円ほどあれば不自由ない暮らしができるでしょう。

学校

英語・マレー語・中国語の習得を主な目的として語学留学をする学生が多いです。特に英語留学では、ネイティブの先生が多数滞在する学校などもあり、欧米での語学留学より費用を抑えることができます。コースにもよりますが、一般的な英語コースの授業料は一か月5万~10万円ほどになります。

また、マレーシアの大学留学は一般的に学費が安いといわれています。年間の学費の目安は、公立の大学だと20~30万円ほど、私立だともう少し高くなります。ただし、物価の上昇に伴い学費も年々高くなることが予想されています。

レジャーと旅行

クアラルンプールでは、英国統治時代に建てられた建物と高くそびえる近代建築、そして美しい自然が織りなす豊かな街並みを楽しむことができます。

①クアラルンプール駅(旧中央駅)周辺

旧中央駅周辺には、イギリス統治時代に建築された美しいイスラム建築物が数多く残されています。クアラルンプール駅をはじめ、星形のドームが特徴的な国際モスクや、世界中から集めたコーランや貴重な品の数々を展示しているイスラム美術館があります。

②KLCC周辺

クアラルンプール・シティーセンターの頭文字をとったKLCCと呼ばれるこの地区には、ペトロナス・ツインタワーが高くそびえています。その高さなんと452m、地上88階建てのこの建物は、世界一高いツインタワーとしても知られています。また、ツインタワーと並ぶクアラルンプールのシンボル、KLタワーは421mの高さを誇ります。KLタワーの足元には、森林保護地区が広がっており、大都会と自然の見事な調和も楽しめます。

③ジャラン・アロー

マレーシアにはおいしい料理がたくさんあります。ハーブやスパイスがふんだんに使われたマレーシア料理は、香りが高くとても深い味わいです。KL随一ともいわる屋台街で、現地の人と一緒にマレーシア料理を楽しんでみては。