St. Petersburg

サンクト・ペテルブルグ

サンクトペテルブルグはロシアの西部に位置する観光都市です。「文化の中心地」とも呼ばれるサンクトペテルブルグは世界で最も美しい都市の一つです。ロシアの中でも最も観光客が訪れる場所でもあります。現在、日本からの直行便はないため、モスクワかヨーロッパ市内で乗り換えが必要です。飛行時間は乗り継ぎ時間などにもよりますが、約13〜15時間ほどです。

北海道と同じ亜寒帯湿潤気候に属するサンクトペテルブルクは、涼しい夏と長く寒い冬が特徴的です。春(4月〜5月)と秋(9月〜10月)には日本の冬のような寒さを感じ、夏(6月~8月)はときに30℃を超える日もありますが、軒並み最高気温が20℃ほどと涼しく過ごしやすいです。
また、6月中旬を過ぎると白夜に突入し深夜まで明るく、長時間楽しむことができるので旅行のベストシーズンは6〜8月です。

サンクトペテルブルグで使われている言語はもちろんロシア語です。ロシア人の9割近くはロシア語で会話をするため、観光地やホテルなどの海外の方が多く見受けられる場所では比較的英語が通じやすいようですが、少し離れると通じないことの方が多いためロシア語を話せないと日常生活に支障が生じると言えます。また、交通機関の駅などの標識はロシア語のみとなっているので注意が必要です。

交通手段

サンクトペテルブルグは主要観光地にふさわしく、交通機関も充実しています。
しかし、公共交通機関でも観光客を狙ったスリや犯罪なども報告されているので、利用の際には十分注意する必要があります。

⒈地下鉄

サンクトペテルブルグには地下鉄が5路線、駅が67個あります。
基本的に英語の表示はありません。
地下鉄はモスクワほど発達はしていませんが、使いこなすことができれば非常に効率的で便利です。
また、サンクトペテルブルグに限らずロシアの地下鉄駅は宮殿のように豪華という特徴があります。

利用するためにはまず地下鉄専用のコイン、またはICカードを購入する必要があります。
専用コインは地下鉄構内で購入が可能です。窓口でジェイン、またはトークンと呼ばれる専用のコインを購入し、自動改札スロットに投入すると扉が開きます。距離に関係なく1回メトロを利用できます。一回の乗車は45RUB(約64円)と、主要観光地としても日本と比べても安いです。
地下鉄とバスの両方で使用できる交通ICカード「パドロジーニク」を購入できるともっと便利です。ロシア語ができなくても自販機は英語表記対応でしたので問題なく購入・チャージができます。また、このカードは後ほど紹介するバスでも利用が可能です。

駅のプラットフォームは長いエスカレーターを下った場所にあります。駅によっては上から下まで3分以上かかる様な所もあります。ロシアのエスカレーターは右側に立ち、左側を急ぐ人のために空けて置くのがマナーです。

また、エスカレーターの下には必ず監視員室があって、監視員が複数の防犯カメラと共にエスカレーターを見張っています。

電車に乗る際には自動ドアに挟まれないように気をつけてください。メトロ列車の自動扉は勢いよく締まります。日本のように優しくはありませんので注意して下さい。危ないので扉に寄り掛かることも禁止されています。

こちらが地下鉄の路線図です。公式HPから入手する事が出来ます。

⒉ バス

続いてはバスやトローリバス、トラムの乗り方についてです。どれも乗り方と運賃は一緒です。
バスは路線も本数も地下鉄より多く(約200もの路線があります)、利用すると観光が非常に便利になります。

チャージ式カード(パドロジーニク)を事前に購入しておいた方がスムーズに乗車することができます。
バスの中にカードをかざす所があるので、それに1度かざしてから、車掌さんに料金引き落とししてもらいます。
現金で支払う場合は、乗車時に車掌に支払い、引き換えに小さな紙のチケットをもらいます。頻繁に不正乗車のチェックが入るので、チケットは下車するまで失くさないようにしてください。

ICカードで支払うと31RUB(約44円)、現金だと45RUB(約57円)です。

⒊ タクシー

空港から市内へ行くためには多くの人がタクシーを利用します。
空港の出口を出ると、白いタクシーの運転手がたむろして客引きしています。ですが、できれば出口に行く前に、空港内で正規のタクシーを予約しましょう。タクシー予約窓口の人に場所を伝えれば確実に目的地まで連れて行ってくれますし、値段も事前に決まるので安心です。
白いタクシーは観光客を狙ったぼったくりなどのトラブルが相次ぎませんので安全をとって正規タクシーを利用しましょう。

空港にはタクシーの予約窓口がありますが、最近ではスマートフォンのアプリを利用し呼び出す方法もある。
代表的な配車アプリは「Yandex Taxi」というアプリです。
GPS機能で現在地が表示されるので、まずは配車する位置を設定します。続いて左下の「Where to?」を選択して、目的地を設定します。すると、タクシーのランク(基本はエコノミーが選択される)と金額が表記されます。目的地とタクシーのランクを選択したらあとは「order 」を押して完了です。
配車が完了すると向かってくるタクシーがリアルタイムで地図上に表示されます。「1min」とはあなたの場所まであと1分で着きますよ~という意味です。さらにタクシーの車種やナンバーが表示されるので、確認して乗車です余程田舎でない限り、30秒程度でタクシーは見つかります。
目的地に着いたら現金かカードで支払いを済ませます。
初乗り料金が約160円、追加1㎞ごとに約20円かかります。

医療制度

ロシアに留学・移住・旅行をする際に気になるのが医療制度です。

ロシアでは基本的に国立の医療機関は無料ですが、私立の医療機関は有料となります。

また、ロシアではロシア人は強制加入保険に加入しており、その保険のおかげで国立の医療機関では無料で診察が受けれます。

日本人にオススメなサンクトペテルブルグの病院を紹介します。

AMC(American Medical Clinic & Hospital)

私立の欧米系クリニック。各診療科が揃っています。市の中心部にあり便利です。
ホームページ:http://www.amclinic.com

Клиника Медси Санкт-Петербург (CLINIC MEDSI)

旧MEDEM,CTやMRIなどの設備の整った私立総合病院。小児科も併設しています。産婦人科があるが分娩は受け付けていません。一部の医師と受付は英語可。ホームページ:http://www.medem.ru別ウィンドウで開く

③ЕвроМед(Euro Med Clinic)

概要:内科,外科,整形外科,産婦人科,小児科,眼科,耳鼻咽喉科を持つ私立病院。ホームページ:http://www.euromed.ru/en別ウィンドウで開く

生活費

ロシアの生活費は日本と比べて安いと言えるでしょう。
特に水道光熱費や通信費、交通費は日本よりもだいぶ安いです。サンクトペテルブルグなどの人気のある観光地では外食費や日用品は高めになることもあるかもしれませんが、基本的に全ての物が日本よりも安いと言えるでしょう。

① 家賃
サンクトペテルブルクの中心で普通のワンルームアパートを借りるには、一ヶ月70,000~90,000円かかります。入居の時には、仲介料(家賃一ヶ月分)と払戻金(家賃一ヶ月分)を払います。
モスクワ中心部ではこれより2~3割高いです。
ロシアのアパートの一部屋はおよそ30~45㎡です。99%のアパートは家具や家電(冷蔵庫、食洗機など)が付いています。

中心部から外れると20,000~60,000円の間で借りられます。日本の不動産屋が進出していて日本語で問い合わせできるところもあります。

② 食費
サンクトペテルブルクにある高級食材を扱うスーパーマーケットでは、なんてことのない肉や魚やお菓子がびっくりするような価格で並んでいますが、駅近くのローカルマーケット「自由市場」へ行けば、より新鮮そうな食材が半額以下で売られています。

ローカル価格で買い物をしていれば、食料品価格は日本と同じか少し高い程度と考えておけばいいでしょう。ただ、輸入品の多くは輸入量に制限があるため価格が高め。食費を抑えるには、その時市場で売られている旬の安い食材をうまく利用しましょう。

下の表がスーパーの代表的な食品の価格です。(※スーパーによって変動があります)

水(500ml)約50円
コーラ(500ml)約80円
じゃがいも(1キロ)約50円
卵(12個)約100円
たばこ約200円
ビール(500ml)約100円

レストランの値段も幅広い選択肢があり、ファストフードなどで安く済ませようと思うと一食500円~1000円程度になります。

標準的なレストランに行くと、一食1,000円~3,000円程度になります。

学校

ロシアでは英語を学べる語学学校とロシア語を学べる語学学校がありますがロシア語メインの語学学校が多い印象です。ロシアでは近年英語を話せる人が増えてきていますが、ロシア語がメインで生活する必要があるのでロシア語を学びたい方はロシアで勉強することをお勧めします。

また、ロシア語は18カ国の国で使用されているのでロシア語を使ってコミュニケーションを取れるのはロシア人だけでなく他の国の人ともコミュニケーションを取ることができます。語学学校では1ヶ月の学費は12万〜20万円が目安です。

また、大学牛学の場合、学費は先行などによって異なりますが、年間30万〜100円程で大学に通うことができます。さらに、大学の寮を利用する場合は1人暮らしで家を借りるより安く住むことができるのでオススメです。

サンクトペテルブルグのオススメのロシア語の語学学校を2つ紹介します。
1, EducaCentre language school
https://russiancentre.net/
こちらの語学学校はロシア語のコースが豊富です。またグループ授業もあれば、一対一の授業もあるので自分のニーズに合った授業を選ぶことができます。
最短で1週間から通うことができるという点も非常に魅力的な学校です。
また、滞在方法に関してもホストファミリー、学生寮、ホテルなどのオプションがあります。

2, Derzhavin Institute
https://derzhavin.com/accommodation-2/
こちらの語学学校は最短で1ヶ月から授業を受けることができます。
こちらの語学学校にもホストファミリー、学生寮、ホテルなどの滞在オプションがあります。
また、こちらの語学学校は毎週サンクトペテルブルグ周辺のツアー、パーティー、ロシア文化の紹介、博物館の観光などロシア語を外で学べる機会を提供しているところが魅力的です。

レジャーと旅行

サンクトペテルブルグにはたくさんの観光スポットがあり毎年たくさんの観光客が訪れています。

サンクトペテルブルクはモスクワとよく比較されますが、全く違う都市です。サンクトペテルブルクはロシアらしさを残しながらも、ヨーロッパの雰囲気が満ちている都市です。
文化の中心地と呼ばれるだけあり、多くの博物館や美術館があります。

① エルミタージュ美術館の新館

エルミタージュ美術館は、地球の歩き方〜ロシア版〜の説明の冒頭で「ロシアに興味のない人でも、ここだけは誰もが行ってみたいと言う。」と書かれている美術館です。
サンクトペテルブルクを訪れる人が必ずと言っていいほど、足を運ぶスポットで、ルーヴル美術館、プラド美術館と共に世界三大美術館とされています。収蔵美術品の数は300万点で展示室を全部歩くと全長20kmあります。
入園料は500円ですが、毎月第1木曜日は無料です。

② エカテリーナ宮殿

エカテリーナ宮殿

エカテリーナ宮殿は女帝たちが夏の避暑用に建てた宮殿と言われています。避暑用に建てられたので窓が多く綺麗な宮殿ですが、冬は寒くて冬を越すのは大変だったそうです。サンクトペテルブルクを訪れたら絶対に欠かせないスポットです。宮殿全体を覆う青色に魅了されること間違いなしです。また、1990年には世界遺産に登録されている宮殿です。

③ ネフスキー大通り

サンクトペテルブルクのメインストリート、観光客なら絶対に通るストリートがネフスキー大通りです。一直線に横長のロシア風建築物が並ぶ姿は壮観の一言。夜になると美しくライトアップされます。
観光客を狙ったスリにはご注意ください。